SIDE A本歌
熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな
額田王(ぬかたのおおきみ)万葉集 巻一・八愛媛・松山市・熟田津(比定地は道後温泉付近/古三津など諸説)。現代風Bの舞台は三津の渡し(港山〜三津) 冬/夜
661年、女性の天皇・斉明が
自ら軍船を率いて百済へ向かう夜。
月の出と満潮を待ち、
「今だ、漕ぎ出そう」と
船団に告げる覚悟の歌。
詠んだのは同行した歌人・額田王。
VERSE月の光を 待っていた
潮の満ちるのを 待っていた
篝火ゆれる 冬の海
今だ みんなで 漕ぎ出そうCHORUS 原歌熟田津に 船乗りせむと 月待てば潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな
SIDE B返歌
三津の港、夜7時の最終便。
千三百年前、ここで女性の天皇が
「今だ」と軍船を出した。
旅でその歌を知った彼女は、
日常へ戻る勇気をもらったのかもしれない。
VERSE港山の駅から 歩いてすぐ
室町から続く 三津の渡し
港を渡る 小さな船で
七時の最後の便を 待ってるCHORUS 原歌熟田津に 船乗りせむと 月待てば潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな