SIDE A本歌
函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花(三行書き。青空文庫『一握の砂』の原本HTMLでルビ込み確認)
石川啄木(いしかわたくぼく)一握の砂(1910)北海道・函館市青柳町(函館公園) 初夏/昼(要確認。歌に時刻の手がかりなし)
1907年、21歳の啄木が函館・青柳町で暮らした夏。
文芸仲間に迎えられ、友の恋の歌と
青紫の矢車菊があった。
その街は大火で焼け、3年後の東京で思い返す。
「かなし」は悲しいだけでなく、いとおしい。
VERSE坂の上の 小さな下宿
仲間の声と 海からの風
誰かの恋を 歌にして笑う
あの街は燃えて 遠い夏CHORUS 原歌函館の 青柳町こそ かなしけれ友の恋歌 矢ぐるまの花
SIDE B返歌
高校のバンド仲間と、てれくさい恋の歌を歌っていた夏があった。
友は町に残り、主人公はひとり町を出て、何年も弾き語りを続けた。
かつて大火で焼けた街は、今は光であふれている。
公園の矢車菊のそばで、啄木も同じ夏を詠っていたことにふと気づく。
VERSE君の恋歌 冷やかした
あの頃に 別れを告げ、(まちを)出た
掻きむしるギター 聴く花
ふと気づいた、あぁ、啄木は詠ったCHORUS 原歌函館の 青柳町こそ かなしけれ友の恋歌 矢ぐるまの花