SIDE A本歌
我が園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
大伴旅人(おおとものたびと)万葉集 巻五・八二二(梅花の宴)福岡・太宰府市(坂本八幡宮・大宰府政庁跡) 早春/昼(仮定。歌に時刻の語はない)
元号「令和」のもとになった宴の歌。
天平二年の正月、太宰府の大伴旅人
(この年六十五)が友を招き、庭に散る
白い梅の花びらを「天から雪が
流れてくるようだ」と詠んだ。
都は遠く、妻を亡くしたばかりの春。
VERSE都は遠く 庭に春
友を招いて 梅の宴
白い花びら 風に舞い
思わず見上げる 春の空CHORUS 原歌我が園に 梅の花散る ひさかたの天より雪の 流れ来るかも
SIDE B返歌
定年を迎えた父と
早春の大宰府政庁跡へ。
礎石の広場の梅の下で
旅人も同じ年、宴を開いたと知る
老いは交流を招く歳でもあるのかな
VERSE駅から歩いて 十五分
礎残る 広場の梅
父さんも今年 六十五
旅人が宴を 開いた歳
(アウトロ)父さん、また 宴をしようCHORUS 原歌我が園に 梅の花散る ひさかたの天より雪の 流れ来るかも